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開催概要
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菊は、日本を代表する園芸植物のひとつです。菊は日本在来の植物ではないが、平安時代の宮廷ですでに菊花の宴が流行していることにより、律令期に他の文物とともに中国からもたらされたと考えられています。
平安・鎌倉時代からは日本独自の美意識により、支配者層の間で独特の花が作り出されました。筆先のような花弁をもつ「嵯峨菊(さがぎく)」は京都の大覚寺で門外不出とされ、花弁の垂れ下がった「伊勢菊(いせぎく)」は伊勢の国司や伊勢神宮との関わりで栽培されました。そして、菊は支配者層の中で宴に、美術工芸品に、不老不死のシンボルとして特権的な地位を築いていったのです。
それが、近世中頃以降になると大衆化し、変化に富む園芸種の菊花壇や、菊細工の見世物が流行したと言われています。それらの流行を支えたのが、花弁のまばらな「肥後菊(ひごぎく)」と花弁が咲き始めてから変化していく「江戸菊(えどぎく)」です。これらに花の中心が盛り上がって咲く丁子菊(ちょうじぎく)を加えた伝統的な中輪種は「古典菊」と呼ばれています。
くらしの植物苑では、このような「古典菊」を2000年から収集・展示してきました。今回は、各地方で独特な特徴を持った古典菊を約110品種と歴博で実生栽培したオリジナルの嵯峨菊、伊勢菊、肥後菊など約100品種を展示いたします。今年度は「菊栽培の道具」をテーマとして、『菊経』にみる栽培道具、浮世絵にみる栽培道具、品評会の流行についてパネルで紹介します。
| 開催期間 | 2018年10月30日 (火)~11月25日(日) |
|---|---|
| 会場 | 国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑 |
| 料金 | 個人(高校生以上) 100円 団体(20名以上) 50円 ※小中学生は入苑無料です。 ※毎週土曜日は高校生は入苑無料です。 ※11月3日(土・祝)は「文化の日」で入苑無料 |
| 開苑時間 | 9時30分~16時30分 (入苑は16時00分まで) |
| 休苑日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日休苑) |
| 主催 | 国立歴史民俗博物館 |
概要
くらしの植物苑で収集し、栽培・育種した古典菊(嵯峨菊(さがぎく)17品種、伊勢菊(いせぎく)13品種(松阪菊(まつざかぎく)4品種を含む、肥後菊(ひごぎく)30品種、江戸菊(えどぎく)33品種、丁子菊(ちょうじぎく)10品種)と、江戸菊(えどぎく)や肥後菊(ひごぎく)と同じく近世中頃からつくられている奥州菊(おうしゅうぎく)9品種、また、当苑で種から育てた実生の新花約100品種を7号もしくは9号鉢で育成し、苑内の東屋周辺、ハウス、よしず展示場に展示します。また「菊栽培の道具」をテーマとして、『菊経』にみる栽培道具、浮世絵にみる栽培道具、品評会の流行についてパネルで紹介します。
●出展品種 計200品種(歴博オリジナル約100品種含む)
●出展鉢数 約500鉢
肥後菊
1)御所車(ごしょぐるま) |
2)老松(おいまつ) |
宝暦年間(1751~1763)、肥後の名藩主といわれた細川重賢が、文化政策の一つとして栽培を奨励したと伝えられています。文政 2(1819)に肥後藩主別当職の秀島七右衛門が「養菊指南車」という著書をあらわしてから、独特の栽培法が確立しました。
江戸菊
3)平成絵巻(へいせいえまき) |
4)瀬田の秋(江戸)(せたのあき) |
嵯峨菊
5)嵯峨の香(さがのかおり) |
6)嵯峨の舞(さがのまい) |
伊勢菊(松阪菊含む)
7)紅玉(こうぎょく) |
8)雪山(せつざん) |
奥州菊
9)愛国殿(あいこくでん) |
10)極楽殿(ごくらくでん) |
丁子菊
11)希望丸(きぼうまる) |
12)金光丸(きんこうまる) |
関連の催し
有償頒布のご案内
| 日時 | 9月2日(日)9:30~13:30 |
|---|---|
| 会場 | くらしの植物苑 |
| 価格 | 1鉢 510円~ ※数量に限りがあります。品切れの節はご容赦ください。 ※別途、入苑料が必要となります。 |
くらしの植物苑観察会
※くらしの植物苑にて開催、事前申込み不要、要入苑料
第236回「菊栽培の道具」
| 講師 | 平野 恵(台東区立中央図書館) |
|---|---|
| 日時 | 11月24日(土)13:30~15:30 |
図録のご案内
「伝統の古典菊」価格:1,296円(税込)/ 送料350円
- くらしの植物苑関係の刊行物のお問い合わせ
- 財団法人 歴史民俗博物館振興会
電話:043-486-8011(9時30分から17時00分まで)、Fax:043-486-8008
E-mail:shop@rekishin.or.jp
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